
【動機】 どうき
いちいち考えなくてもよいこと。(蓮池千春)
あとから考えるもの。こじつけ。特に就職志望のそれの場合は。(林初美)
不純度に比例して屈折する、自分の行動に対する言い訳。(平野薫)
【燈台】 とうだい
嵐の夜波にもまれる舟をじっと見つめるだけ。(岡部陽子)
盗人にとっては仕事をやりづらくするもの。(川田里子)
闇夜の秘密を暴く、正義づらしたやつ。(千代真紀子)
海という文字を照らし出す、回る電気スタンド。(高橋優美子)
船乗りの夜の太陽。 (庭田千恵美)
船が転覆しようが人がおぼれようが、見て見ぬふりをする海の見張り番。(吉田記子)
昼あんどん。(粟津明子)
誰にも気付かれないよう、一瞬しか存在を教えようとはしない意地の悪い光。(池田陽子)
そこから動くことを許されず、夜目覚めることを許された柱。(魚住陽子)
漁船以外には何の役にも立たない電信柱。(樺木智子)
うどの大木。(北河典子)
ただの回転する明り。(近藤幸穂)
港の一番見晴らしの良い場所に陣取っている建築物。(中谷紀子)
無意味な夜間パトロール。(長井明子)
飛行場の管制塔ではありません。(村山恵美子)
脚のない案内人 (安田千佳子)
電柱の親戚。(山崎千佳)
無駄な期待を持たせる、善人を装った悪魔の目。(吉田はるみ)
【東洋】 とうよう
「出るって評判」のパチンコ屋。(蓮池千春)
黄色人種が発生した所。(林 初美)
アジア地方。白人至上主義者の敵がうようよいる場所。(平野 薫)
【都市】 とし
一人当りの酸素量が少ない地域。一人当りの面積が狭い地域。一人当りのウソが多い地域。
(蓮池千春)
よせあつめの集団。時の流れの早い町。(林 初美)
便利さを追求するあまり、かえって窮屈になった、コンクリートの幻想。(平野 薫)
【独身】 どくしん
性格・容姿が悪く、不潔な人。(蓮池千春)
大きなカケのできない小心者。分不相応なつまらない夢を抱き続ける、自分を客観的にみる
ことのできない者。(林 初美)
特に、子持ち主婦たちの偏見に対して格好の生贄になる人物。(平野 薫)